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アスリートは病気にも強い?!

アスリートの身体は強いのか?!

先日、介護予防の運動指導現場にてこんな話しを受けた。

はてな

スポーツ選手でもコロナにかかっちゃうのねぇ! 身体が強そうなのに・・・。

ということだった。確かにイメージとしてアスリートは身体が強いというイメージは誰もがもっているだろうと思う。

 

必ずしも強いわけではない

結論として、強いわけではない。むしろ、一般の人よりも弱いということも十分考えられる。

現役力士死去に三鴨教授が指摘「激しい稽古後に免疫機能低下も・・・一流アスリートでも症状悪化の可能性」
中日スポーツより

ご存知の方も多いだろう。悲しいニュースだ。日本で20代で最初の犠牲者となってしまったのがトップアスリートにもちろん入るであろう、相撲界に所属する選手。もともとのリスクである基礎疾患がある選手でもあったようだ。基礎疾患があることは、当初、新型コロナが猛威を振るい始めてきた時期に高齢者のリスクが高い、ということで認識している方も多いだろう。ここではさらに、

ポイント

激しいトレーニング後に免疫機能が低下しやすい

という点だ。我々のようなアスレティックトレーナーやパーソナルトレーナーとして学んできた人たちは、ここのリスクは認識をしていたと思う。矛盾を感じる人も多いかもしれないが、

  • トレーニングの過剰
    ⇒ケガに繋がる
    ⇒病気にも繋がる
  • 適度な運動
    ⇒ケガの予防に繋がる
    ⇒病気の予防に繋がる

何事も、 やり過ぎること は身体に良いことは無いのだ。
食べすぎ、寝すぎ、飲みすぎ、遊びすぎ、仕事のし過ぎ・・・。

 

トップアスリートたちの難しさ

トップアスリートたちの日常の厳しさが解ると思う。トレーニングは当然、激しいものになる。そして、それは大きな目標を持って取り組むアスリートたちには当然必須のものだ。
熱心なほど、リスクが潜むということになる。

ゆえに、トップアスリートのコンディショニングが難しいのである。

わかりやすい例で言うと、例えば箱根駅伝の時期に、毎年、活躍を期待されている選手がエントリー変更で外れたり、出場しても風邪やインフルエンザの影響で本調子ではない・・・というニュアンスの話題を聞いたことは無いだろうか?
つまりは、ギリギリのトレーニングと休養、そして特に箱根駅伝は、インフルエンザが毎年猛威を振るう時期に開催される。一歩でも調整を踏み外すとベストコンディションはおろか、試合への出場辞退が困難になってしまうのだ。

 

ご冥福を・・

今回、逝去された勝武士関はとてもユニークなキャラクラ―で年齢的にもこれからだったとニュースで拝見しました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

また、この犠牲によりお相撲さんたちのリスクが高いことも世に認知されたと思います。そして、基礎疾患がありながら選手として活躍する各競技、各世代のアスリートたちも、まずは自身の免疫力を維持・向上することを第一に取り組んでほしいと思います。

 

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