今年の春、3月に行われる予定だった高校の全国大会は24もの競技が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により中止に追い込まれている。
(中止競技→2019年度全国高等学校選抜等大会 高体連より)
タイトルにあるように、高校生の部活動における主要大会は ①全国選抜大会 ②インターハイ(全国高等学校総合体育大会:インハイ) が大きな舞台で、その2つの全国大会に関わる目標を持った高校生がほとんどだが、今まさに夏の全国大会であるインターハイも中止に追い込まれようとしている。(下記リンク参照)
この記事によると4/26(日)には開催の可否が判断されるとのことだ。
競技により多少違う
- インターハイがある競技と無い競技
一番わかりやすいのが高校野球だろう。何を隠そう、私も高校までは野球をやっていたのですが、当時はこんなこと知るよしも無かった。所属する団体が違うということだ。
・野球→高野連:公益財団法人 全国高等学校体育連盟
・ほか→高体連:公益財団法人 日本高等学校野球連盟
つまり、私のやっていた高校野球にはインターハイは無かった。
今回の新型コロナウイルス感染症の蔓延による時もそうだし、まだ記憶にある人もたくさんいると思うが、東日本大震災の時もほとんどの3月の全国大会中止になったが、母体の違う高校野球は3月下旬に開催されたことを覚えている人も多いだろう。 - 全国選抜大会とその知名度
こちらは、例えば今年の3月に中止になったのは24競技だが、3月より前に全国選抜大会が行われている競技もあった。また、国内でメジャーなスポーツであるバスケットボールやバレーボール、サッカー、そして最近人気が上がっているラグビーフットボールなどは全国選抜大会というよりも別の名称で親しまれ、それを目標にしている高校生も多いだろう。下記にいくつか挙げてみた。
・全国高等学校バスケットボール選手権大会→ウインターカップ(2019年12月開催)
・全日本バレーボール高等学校選手権大会→春高(2020年1月開催)
・全国高等学校サッカー選手権大会→選手権(2020年12月~1月開催)
・全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会→花園(2020年3月のため中止)
このように、各競技の全国選抜大会に当たる大会は様々な名称で、日々練習に励む選手やその保護者の方々、チームスタッフなどに親しまれている。
※ラグビーの「花園」とは開催場所を表していて、高校野球の「甲子園」と同じような意味合いで親しまれていたが、今年は熊谷で開催予定でした。
高校生以外にも・・・
高校生だけでも、すでに24競技に関わる選手やその保護者、そしてチームスタッフ、さらには運営の方も含めて行われるはずだった全国大会が中止になっている。
もちろん、高校生だけでなく中学生の主要大会も中止になっている。そして、現時点で大学生の各スポーツでもリーグ戦の延期や中止が決定していたり、社会人やプロのリーグを持つ競技でさえも同じように延期や中止に追い込まれている。
何を隠そう、私がサポートしている高校のハンドボールのチーム(女子)も3月の全国選抜大会の出場が決まっていたが中止となり、私はもちろん、選手たちのやり場のない悔しさは大きなものだった。
収束を願うのみ
現状はとにかく収束を願いながら、高校生や中学生、大学生やプロのアスリートたち、そしてそれに関わる多くの人たちががそうしているように願うだけでなく、しっかり行動に移していく時である。
しかし、もともとは新型コロナウイルスが広がらなくても、東京オリンピックが今年の夏に開催する予定であり、それにより各競技のインターハイは各都道府県に分散開催される予定であった。そのため、担当する自治体によっては開催のための予算が確保できず、もともと開催ができない可能性のあった競技も存在していました。
感謝!!
今まさに、身体を張って現場で治療に携わる多くの医療従事者の方々と、感染してもウイルスと戦い続ける人たちの復帰を願いつつ、健康な人はやるべきことをやり続け、忍耐を持ち皆で乗り越えていこう!