鹿児島開催予定だった国体が延期
2020年10月3日~13日を中心に開催予定だった第75回国民体育大会 【燃ゆる感動かごしま国体】が鹿児島県の三反県知事が年内に実施するのを断念すると表明したのが6月11日だ。
その年に行われないのは1946年の第1回大会から初めての出来事である。つまり、中止や延期になったことは1度も無かった。合わせて開催されている第20回全国障害者スポーツ大会は昨年の台風に次いで2年連続で実施が見送りとなる。
皆さんも上記を見て感じたと思うが、中止と決定したわけではなく、この段階で鹿児島県は1年程度の延期を要望している。6月19日には、公式ホームページ上でもその旨が記載された。
第75回国民体育大会並びに第20回全国障害者スポーツ大会の開催について
恥ずかしながら、全国障害者スポーツ大会というものもあるのは初めて知りました。そう言えば、先日のニュースでテニスの全米オープンに関する記事では下記のようなニュースもあった。
全米 車いす開催なしに「差別」(tennis365.netより)
私は、障害者スポーツはほとんど関りが無いのでそのあたりの情報は疎いが、今回のテニスの全米オープンで車いすテニスだけを中止にしたことには何か特別な理由があったのだろうか・・・?
今後の国体にも影響は出る
これにより、2021年~2024年の開催が決定している4県は延期の場合でも今後の開催県に影響のない対応策を検討するようスポーツ庁などに要望した。
- 2021年 三重県
『三重とこわか国体』 - 2022年 栃木県
『いちご一会 とちぎ国体』 - 2023年 佐賀県
『SAGA2023国スポ』
この年から国民体育大会 👉 国民スポーツ大会 へと名称が変わることが国会で2018年に成立している。 - 2024年 滋賀県
『わたSHIGA輝く国スポ』
特に、2023年からは記載があるように国民体育大会 👉 国民スポーツ大会 へと名称が変わるとのことなので、これが1年延期されることでどうなるのかとかも影響が出るかもしれない。
すでに、リンクをクリックするとわかるが2023年の佐賀県の大会は国民スポーツ大会へと名称が変わることをしっかりアピールしているのだ。
それにしても、それぞれの名称も上手いこと名付けるものですね。
延期というけど事実上の中止では??
下記は6月19日のデイリースポーツの記事である。
鹿児島国体の年内開催を断念 延期協議継続も後続県反発必至で厳しく…
気になったのは下記の内容だ。
- 医師などの専門家からは『国体のような大規模スポーツイベントは約1年程度開催は困難』
つまり、全国大会は今後1年間厳しいということ?! - 各地の予選などの中止もあり年内の開催が厳しい
特に少年・少女のことを考えるとやはり今年の3年生の代は中止と同じこと
新型コロナウイルス感染症の影響で鹿児島県にも特に非があるわけではないし、開催を遅らせてなんとか鹿児島で開催をできるように模索はしてほしい。
だが、どうしても高校3年生たちのスポーツ活動に影響は出てくる。その分、様々な形での支援が広がることを期待したい。