こんにちは。
以前、2020年度のインターハイに関する下記の投稿をアップした。インターハイの開催可否に関する記事だ。
4月26日(日)に全国高校体育連盟の電話による臨時理事会にて2020年度のインターハイ(全国大会)の開催可否が決定された。
【インターハイ 2020】 結論は・・・
初の中止!
1963年から第1回目が開催され、初めての中止という決断が下された。
インターハイ中止決定 史上初 新型コロナ感染拡大で 21府県で分散開催予定 毎日新聞より
選手や役員を合わせて約3万6000人が、観客は60万人以上が参加をする大会。高校生の運動部に所属する部活動のほとんどの選手はインターハイの全国大会を夢見て、今までも含めてどのくらいの人数が影響を受けてきただろう・・・。
そして、『初の中止』を受け入れざるを得ない今の高校生、特に3年生の気持ちは計り知れない。
冒頭のリンク先のページでも記載をしたが、私は現在、高校生女子ハンドボール部のチームのサポートに関わっている。うちのチームは、3月の全国選抜大会の出場が決まったにも関わらず中止となってしまったばかり。あれから2か月も経たないうちに最後の大会への想いも途切れてしまった・・・。
今年度のインターハイ 2020は・・・
特に今年度のインターハイは、選手はもちろんですが、関係各所でのサポートも多大なものであったと認識をしています。場所を決める際に開催場所は北関東だったわけですが、
・東京五輪2020の影響で宿泊施設などを考慮すると難しい→全国に分散しよう!→急な開催要請で開催地の経費が準備できない
ということが起こっていました。最終的に、『見せろ躍動 北関東総体2020』とあるように北関東を含め21の府県で開催予定でした。分散開催で経費の準備が困難な地区のためにクラウドファンディングで寄付金を募り、高校生やその関係者のために何とか開催にこぎつけようと努力をしてくれており、何とか開催を信じサポートしてくれていた地域もあるのです。
それとは別に、『2020インターハイ特別基金』も設置されていました。
21府県は下記の通りです。
- 群馬県 → 総合開会式・体操(新体操)・サッカー・レスリング
- 茨城県 → 水泳(競泳・飛込)・女子バレーボール・弓道・ウエイトリフティング
- 栃木県 → 水泳(水球)・男子バレーボール・ホッケー
- 埼玉県 → 少林寺拳法
- 和歌山県 → ヨット
- 青森県 → 相撲
- 岩手県 → 卓球・ハンドボール・ボクシング
- 山形県 → 体操競技
- 石川県 → バスケットボール・自転車競技
- 静岡県 → 陸上競技
- 三重県 → アーチェリー
- 滋賀県 → テニス
- 京都府 → ソフトテニス
- 大阪府 → ボート
- 兵庫県 → 柔道
- 岡山県 → 剣道
- 広島県 → ソフトボール
- 香川県 → カヌー
- 愛媛県 → バドミントン
- 長崎県 → なぎなた
- 大分県 → フェンシング
高校生以外にも・・・
先日、中学生が一番の目標とする大会である中体連の全国大会も中止の報道があった。
夏の全国中学体育大会、中止の方針 中体連(YAHOOニュースより)
各都道府県大会でもすでに中止が決まっている種目もあるようだ。中学生でスポーツの部活動に参加するほとんどの生徒が、『全中』、『中体連』といった言葉でこの全国大会を目標に練習に励んでいただろう。今の日本のこの状況では、生命を守るためには致し方ない・・・が、中学生たちにとってはなかなか簡単に割り切れないだろう。
一刻も早く収束を目指して、大人たちが責任を持って行動するべき時だと感じるが、未だに自身の欲望のために観光地に行ったりパチンコに行ったりと自分のことしか考えない大人たちが多いのはとても残念だ!!
感謝!!
うちの選手たちやほかの競技の高校生たち、そしてそれに関わる人たちの夢を何とか繋ごうと開催に尽力された21府県の皆様や大会関係者の皆様には感謝申し上げます。また、引き続き医療現場・保健所など最前線で戦っている方々にも感謝申し上げます。