全国中学生陸上競技大会で男子400mリレー準優勝
10月18日に神奈川県の日産スタジアムで開催された、『全国中学生陸上競技大会』(日本陸上競技連盟主催)の大会で母校でもある地元の伊東市立南中学校が出場したようだ。
男子400mリレーで出場し、結果はなんと・・・
タイムは42.96秒。ちなみに優勝チームは、山形県の上山南中学校で42.71秒だ。地元のローカル新聞である伊豆新聞にも取り上げられていた。
まだまだこれからの世代
中学生の世代なら、まだまだこれからどんどん記録も伸びていくだろう。優勝した山形県の上山南中学校は、予選もトップ通過だったようだが大会前から有力視されていたわけではないようだ。
事実、伊東市立南中学校のチームも決勝でただき出した42.96秒はチームベストを更新する記録だったようだ。
我々のようなトレーナー系の中では有名なもので、スキャモンの発育・発達曲線(日本スポーツ振興センターより)というものが存在する。これは、簡単に説明すると成長していく子どもたちの年代に応じて、発達しやすい能力があるということだ。つまり、適切な時期に適切なトレーニングを実施することで適切に基礎体力を向上できる。
陸上の短距離のような、筋力や瞬発力(パワー)に関しては、高校生以降に発達しやすい。つまり、この中学生世代はまだまだこれから伸びる要素が高いのだ。全国大会に出ていない子どもたちも今後に期待できる。
逆を言うと、成長が早い子どもがこの時点で身体ができているため、好記録が出ることも多分に存在する。このような子たちは今後に伸び悩むこともあるかもしれないが、ほかより成長が早かったことも大きいので当然のことでもある。
指導者の重要性
このような子どもたちの適性を見抜き、それに応じてけがのリスクも最小限に抑え、将来を見据えた指導もできる指導者がこのような世代の子どもたちには求められてくるだろう。
陸上に関しては、何年か前からこれまた私の母校である伊東市立東小学校で水曜日の夜に、陸上クラブのようなものが活動をしている。伊東市には、伊東ジュニア陸上クラブというものが存在するようだが、このようなクラブの指導者の地道の指導による賜物なのかもしれない。
伊東ジュニア陸上クラブは、今年で創立15周年のようで今回の伊東市立南中学校の陸上部のメンバーも在籍しているようで、昨年も女子のメンバーが400mリレーで全国3位に入っているようだ。
今回の伊東南中の生徒たちも今後の進路が気になるところだが、伊豆や伊東市の高校などにそのような指導者が増えていくことも、地域活性・人材流出を防ぐなどの観点も踏まえて重要だと感じる。
私も、伊東市の出身として少しでも伊豆でスポーツに励む子どもたちのサポートができればと強く感じる。