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来春に学校がなくなる2校が初戦で激突!

夏季愛知県高校野球大会

夏季愛知県高校野球大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で夏の甲子園が中止となり、愛知県予選大会の代わりの代替大会だ。この大会の初戦で、来年の春には学校がなくなる2校が対戦することが決定した。ともに部員数は9人だそうだ。

新城高校野球部の藤城賢監督(44)
藤城監督は、実はこの春に統合している新城有教館高校に異動しているが、特例として新城高校野球部の監督を続けている。
中止になった春の大会では新城東作手高校と合同チームで参加する予定だったようだ。現在の部員は9人で全員が3年生。その3年生たちも入部当初は14人いたようだが、3年間で紆余曲折があったようだ。最後の夏の大会が決まり藤城監督は、合同か単独チームで出るかを部員に委ねたようだ。
部員は、「9人で笑って終わろう」と決断した。また、春に合同チームを作る予定だった新城東作手高校も、助っ人を合わせて9人集まったとのことだ。

新城東高校野球部の安藤徹志監督(63)
ほかの運動部は大会がなくなり解散をして、野球部しかいない放課後のグラウンドで、大会に向けて練習を続けられる感謝を部員たちに伝えた。安藤監督は、再任用教諭として4月に赴任した。その際に、学校長から野球部の最後を見届けてほしいと頼まれたらしい。
安藤監督自身は、新城東高校野球部で6年前まで監督や部長を務めており、若手教諭に引き継いで野球からは離れていたらしい。最後の最後にこのような機会があり、「他にいないなら」と監督を引き受けたようだ。6年前に見ていたとはいえ、今の部員とは赴任直後に1度だけしか会えていなかったようだ。
部員たちは、9人で学校最後の夏を飾ろうと1年生の時から励まし合ってきた。この部員たちと安藤監督も監督生活を終える。

この2校の対戦は7月11日(土)の予定だが、一般の人は球場には入れない。2校の選手たちの検討を祈りたい。

 

2つの高校とは・・・

その2つの高校とは、

愛知県立新城高等学校

愛知県立新城東高等学校

2つの学校のホームページを見ると、どうやらこの2つの高校はすでに統合しており、平成31年4月に下記の高校が始動しているようだ。

新城有教館高等学校

この3校が同じ大会に出る最後の年でもあるわけだ。

 

同じようなことがほかの競技でも・・・

今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、ただでさえ最後の大会も中止となり不完全燃焼で終えた選手たちも少なくないだろう。そして、全国にはこの新城高校や新城東高校のように高校として最後の年を迎えたところ、そして高校の看板の背負って迎えるはずの最後の大会が中止となってしまった高校の各部活動もたくさんあるのだろう・・・。

この2校には、最後の大会を自分たちらしく精一杯やり切ってほしい。

両校野球部の、藤城監督と安藤監督は同じ気持ちを持って大会へ臨んでいるようだ。

野球部の歴史を支えてくれた方々への恩返しの場

 

 

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