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夏の甲子園の中止が正式に決定・・・

夏の甲子園の中止が決定された

先日のブログには中止も含めて検討されている内容をアップしたが高校球児にとって運命の決断が、5月20日(水)の18時に行われた記者会見にてテレビでも放映された。決定は下記の通りに下されたようだ。

決定

第102回全国高等学校野球選手権大会 『大会開催中止』

日本高野連朝日新聞社のホームページにもアップされていた。合わせて、

第65回全国高等学校軟式野球選手権大会も 『大会開催中止』

もアップされている。
大会中止の決断に至った要因は何なのか・・・。

 

中止の決断理由とは

こちらは、夏の甲子園も中止の方向か??のブログであげた内容である。

  1. 緊急事態宣言が延長されたことによる休校延長により地方大会の調整が困難
  2. ケガのリスク
  3. コンディション不良による熱中症の懸念

今回は、これら以外にニュアンスは似ているが違う表現でも中止の要因が上げられていた。

  1. 安全が担保されないこと
  2. 練習活動に地域差が出てしまいフェアな条件で試合に臨みがたい
  3. 学業の遅れを取り戻すために夏休みの短縮が検討され新たな大会日程の確保も困難

という内容も記載されている。最大の理由は1.にあるように安全が担保されないこと。これに尽きると思う。2.はなんとなく微妙なニュアンスだが言いたいことは伝わります。3.については、現実的に難しいことも想像できる。

ちなみに、朝日新聞社のホームページには中止に至るまでの経緯というか、どうにか開催できるように考えていた対策なども記載されている。それでも、中止の決定に至った理由は私が読み取る分には下記の2点が大きかったのかなと感じた。

専門家からの指摘 第2波、第3波の懸念

 

また、数日前のニュースには開催を希望する署名が届けられたと出ていたが、高野連も中止などしたくないだろう。署名をしても現状の新型コロナ対策が万全にならない限りはどうすることもできない。署名をした人たちの気持ちは高校球児にとっても切ないものだろう。

忘れてはいけないことはたくさんあるが、すでに同じ高校生という枠でも同時期に開催予定だったインターハイ(全国総体)の中止が決定されているし、今回で甲子園だけでなく軟式野球の選手権大会の中止も決定された。

 

春夏連続の中止は戦時中を除くと史上初の出来事

夏の甲子園の中止は、夏の甲子園も中止の方向か??のブログでも上げた通り下記の通りだ。

  • 1918年 👉 米騒動
    富山県で起こった米の高騰が全国に波及し、すでに14校が大阪入りをしていたが中止
  • 1941年 👉 戦争の影響
    全国的なイベントが文部省からの通達で地方大会半ばで中止
    1942年春~1946年春まで中断

米騒動で中止とか、戦争の影響で中止とか・・・。もはや歴史の長さを感じる。そんな昔の話しだと思っていたことがたった今、現実で起こってしまったのだ。

 

残念であるが誰も悪くない

今年の高校3年生の代の主な競技に関しては、これで春と夏の全国大会の両方とも中止が決定された。
インターハイの中止に関してはこちら!

何を隠そう、私自身も高校球児であり甲子園を目指して野球に熱中していた1人である。甲子園が中止なんて考えられなかった。その発想自体が皆無だった・・・。
しかし、それが案だけでなく現実問題として突き付けられた。現役の高校生、特に3年生達のショックは想像もつかない。何度もブログでも書いたが、今年の3年生のほとんどの競技は春の全国大会と夏の全国大会の2大大会が両方とも中止になってしまったのだ・・・。

 

地方大会も中止?!

各都道府県大会の地方大会も中止が決定された。これはいろいろと感じる人もいるかもしれないが、私の受け取り方としては、あくまで『甲子園の代表校を決める予選である地方大会の中止』だ。すでに、行わない決定を下していた地区もあれば、行うと言っていた地区もあったと思う。両方に配慮して甲子園の予選としての開催は中止を母体の日本高野連が伝えたのではないだろうか。

つまり、各都道府県で独自の大会を行うことを中止しているわけではないと思う。良いかどうかは別として、特に3年生のために秋に大会をやってもいいだろうし、それは各地方の状況により開催できる時期も変わるだろう。少しでも開催できるチャンスを広げてくれたのではないか、と勝手に思っている。

 

高校球児たち、特に3年生はとても厳しい現実を突きつけられてしまった。苦楽を共にした仲間たちとも会えない日々が続いている高校生が多いだろう。ここは、何としても各指導者たちや保護者たち、見守り続けた周りの大人たちが球児たちを新たな道に歩みだせるようサポートをしてほしいと思う。道を踏み外そうになった時、自暴自棄になった時に、身近な人が支えて上げることができるだろう。

 

 

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