静岡県の高齢化率は過去最高の29.5%
静岡県が2020年4月1日時点での高齢化率が、過去最高の29.5%だと発表した。
高齢化率とは?
その地域の総人口における65歳以上の割合
だいたい、静岡県の3.4人に1人が65歳以上だということだ。ちなみに75歳以上が占める割合も過去最高で15.2%ということのようだ。下記の静岡新聞の記事にも記載がある。
伊豆半島の高齢化率は・・・
私の記憶だと4~5年前は伊豆半島のほとんどの市町村が30~40%の記憶がある。当時は40%に近いところがほとんどだった。今回はどうなのだろう??
静岡県の高齢化率 市町別順位
- 西伊豆町:49.9%
- 川根本町:48.7%
- 熱海市:47.8%
- 松崎町:47.3%
- 南伊豆町:46.4%
- 東伊豆町:45.8%
- 伊東市:42.3%
- 河津町:42.0%
- 下田市:41.7%
- 伊豆市:40.5%
となっている。赤マーカーが伊豆半島地域である。ちなみに、静岡県はこのあと18位の静岡市までが高齢化率30%を超えている。
高齢化率が高い地域では、企業が少なく若者が首都圏などに流出する傾向があるそうだ。そりゃそうだ。そんなことは町に住んでいればわかる。これをずっと良しとしてきたなら良いが、まずいと思っていたのであれば何もしてこなかったそれこそ自治体の問題だろう。
全国ではどうなのか?
2018(平成30)年に内閣府が発表した高齢化の状況によると、
最も高い都道府県
秋田県:36.4%
2045(令和27)年:50.1%
最も低い都道府県
沖縄県:21.6%
2045(令和27)年:31.4%
上記の内閣府のホームページでは2045(令和27)年での予想値も出していたため下段に記した。ちなみに静岡県の2045(令和27)年の高齢化率の予想値は38.9%だ。
単純に、伊豆半島の高齢化率は2045年の秋田県に現時点で迫る状態ということだ。
健康寿命の延伸
我々、運動指導に関わる者たちの1つの役割でもあるだろう。健康寿命を延ばすこと。高齢化すること自体が全て悪いわけではないだろう。もちろん、我々の世代がそのくらいの年齢になった時に年金がもらえないだろうとか、その後の人生に2,000万円以上必要だとかいろいろ言われている。
そのあたりは、やるべき政治家や役人の人たちにしっかりやってもらおう。
私は、現時点で介護予防や介護施設にいらっしゃる利用者の運動指導を1つの仕事としている(現在は新型コロナの影響で行けていない)。私の周りにも、同じように高齢者の運動指導をしている人もいれば、治療に関わる人、高齢者の手前の世代である30~50代のパーソナルトレーニングに関わる人などがいる。突き詰めていけばそれは、
健康で元気で人生を楽しむ時間を多くする人たちを増やす
ための仕事でもある。皆さんも、人生を最後まで楽しめるように健康(食事・休養・運動)を意識して日々を過ごしてもらいたい。