日本の子どもの幸福度ランキングは２０位（３８か国中）
少し前のことだけど、９月３日にユニセフ（国連児童基金）が公表した先進３８か国を比べた子どもの幸福度ランキングで日本が２０位だったようだ。上位３か国は下記の国々だった。
- オランダ
- デンマーク
- ノルウェー
いずれも北欧の国である。
どのように算出されたのか
この調査がどのように算出されたのかというと下記の３項目が基準となっているようだ。
- 精神的幸福度
・生活の満足度や自殺率の数値を比較
・最も低かったのがトルコ：５３％ 日本：６２％ - 身体的健康
・死亡率や肥満の子ども・若者の割合を比較
・ほぼすべての国で３人に１人が肥満か過体重 - スキル
・読解力や基礎的学力や「すぐに友達ができる」と答えた子どもの割合を比較
・OECD、EU諸国では平均して４０％の子どもが、１５歳時点で読解力や数学の基礎学力を身に着けていない
・ほとんどの国で５人に１人が新しい友達を作るという社会的スキルに自信を持っていない
日本のそれぞれの順位
では、日本のこの３つの順位はそれぞれどのくらいだったのか。日本ユニセフ協会のホームページにも記載されており、結果もPDFで見れるようになっていたが下記の通りだった。
- 精神的幸福度 ３７位（ワースト２位）
- 身体的健康 １位
- スキル ２７位
率直な感想として３つとも大切だと思うが、今回の内容に関しては『心』が大切な２つの順位が低いと感じた。身体的健康に関しては１位だが、他国と比較して医療制度がこの結果を後押しているのかと勝手に感じている。
つまり、子どもたち自身が直接的に影響している部分ではないだろう。それに対して順位の低い２つは子どもたちが感じていることだったりコミュニケーションだったりと、子どもたち自身の生活に直結している部分だと思う。
これだけですべては見えないと思うが、日本の教育システム（地域・学校・家庭・・・）を含めて何かを変えなければならないことは間違いないと思う。
