健康・運動

感染症 ~対策のために~ 第4弾!

直面している感染症 ~対策のために~

前回は免疫についてまとめてみた。今回はその免疫にかかわる細胞についてまとめてみよう。
(シリーズ化しているので 第1弾!から目を通すと専門用語などはわかりやすいです。)

免疫に関わる細胞で重要なのはリンパ球に関わる細胞たちである。ここでは下記の4つの細胞を紹介しよう。私の子どもだと思って聞いてほしい笑

1.T細胞(Tリンパ球)

2.B細胞(Bリンパ球)

3.ナチュラルキラー細胞(NK細胞)

4.マクロファージ

上記の4つは全て白血球の一種であり、1.~3.の3つはいわゆるリンパ球と言われる細胞たちだ。

 

T細胞(Tリンパ球)

  • 胸腺(thymus)に由来するためT細胞(Tリンパ球)という
  • 末梢血リンパ球の60~70%
  • 特定の抗原と反応して免疫応答を引き起こす
    免疫応答に関しては前回を参照のこと

T細胞の働き

結核菌や真菌の感染防御・ウイルスに感染した細胞やがん細胞の排除・移植片の拒絶など

 

B細胞(Bリンパ球)

  • 骨髄(bone marrow)に由来するためB細胞(Bリンパ球)という
  • 末梢血リンパ球の10~20%
  • 特定の抗原と反応して抗体を分泌する
    抗体に関しては次回詳しく解説しますが、簡単に言うと病原体と結合しその効力を失わせます!

メモ

B細胞の表面の受容体(表面免疫グロブリン:受け皿や鍵穴みたいな)が上記にあるように特定の抗原と結合する
👉B細胞は最終的に分かれて形質細胞となる。これがたくさんの抗体を産生していく

 

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)

  • T細胞にもB細胞にも属さないリンパ球
  • 末梢血リンパ球の10~15%
  • 抗原を非特異的(無差別)に攻撃する能力を持つ
    暴れん坊ですね

 

マクロファージ

マクロファージは今までの3つのリンパ系の細胞とは少し違うタイプの細胞です。マクロファージは大食細胞と言われ、病原体をムシャムシャ食べちまう大食い野郎です。逞しいですね!末梢血中では『単球』と呼ばれています。

重要

マクロファージは処理してできた抗原をT細胞に提示する重要な働きがある(抗原提示細胞)。B細胞もこの抗原提示細胞にあたる。T細胞はこの働きにより、適切に処理された抗原だけを認識して免疫応答を開始する。

 

 

インターロイキン

5月4日に新型コロナウイルス感染症に関するこのよう記事がありました。
コロナ重症化 免疫「暴走」が招く 産経新聞より
まとめると、免疫細胞が頑張りすぎて抗原に浸食された細胞だけでなく通常の細胞も攻撃してしまうことが起こっていると。そして、それには「インターロイキン6」が関わっていると。
こちらは次回の抗体のところでふれると思うので、興味のある人は予習をしてみよう!

 

次回は抗体についての紹介です!

 

感謝!

医療従事者やその施設を支える関係者、日常生活に必要なお店の方々、それを支える運動業の方々などに感謝の気持ちを持ち、自身の行動を見直しながら感染予防に努めていこう!

第1弾!・第2弾!・第3弾!はこちら!

 

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