静岡県総体の中止が決定
5月11日に静岡県のインターハイ予選の中止が告知された。先月末にインターハイの全国大会の中止が決定され、せめて県内の大会だけでも、と思っていた関係者・選手たちも多かっただろう。
インターハイの全国大会の中止に関してはこちら!
現状の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況や、部活動自体が2か月も中断されているところが多く、ケガなどの発生リスクが高いということも考慮されての苦渋の決断のようだ・・・。
静岡県の高体連は中止の告知とともに、下記のメッセージも公開している。
これからは、各競技団体での開催を期待するとともに、そのサポートをすることを約束しているようだ。
代替大会を検討している競技もある
8競技が代替大会、県高校総体中止で開催方針 13競技検討中 静岡新聞より
これで言うと、夏に実施予定だった県総体の32競技中、
- 8競技が開催方針
陸上・水泳・バレーボール・ソフトテニス・サッカー・ソフトボール・相撲・カヌー - 13競技が検討中
軟式野球・剣道・柔道・登山・ボート・重量挙げ・フェンシング・レスリング・自転車・ホッケー・ボクシング・アーチェリー・なぎなた - 11競技が中止
バスケットボール・テニス・体操/新体操・卓球・ラグビー・ハンドボール・バドミントン・弓道・ヨット・空手道・少林寺拳法
とのことだ。開催される競技、されない競技があることでいろいろ感じる人もいるだろうが、それぞれに関わる人たちが何とか高校生のスポーツに取り組んでいた選手たちのために動いてくれた上での決断だろう。開催も中止も個人的には尊重したいがその中で可能な限り開催を願いたい。
まだまだこれからの状況で各競技とも対応は変わってくるだろうが、大会開催だけではなく、特に3年生は進路のこともあるため、多角的な視野を持って決断をしてほしいと強く感じる。
いっそのこと・・・
ちなみに静岡県の感染状況は5月1日を最後に感染者は県内では確認されていない。
それにも関わらずの対応だ。であれば、全国的にもそうだが、いっそのこと県総体は中止と早めに決めてしまい各競技団体に委ねるのはどうだろうか。各競技の年間スケジュール等も考慮してそれに値する県内の大会を開催するほうが現実的な気がする。
このような事態のため、大きい組織で動くより小さい組織で動いた方がより対応も素早くできるし、それぞれの競技で本来の大会スケジュールもあるはずだから調整がよりしやすいはずだ。
もちろんリスクの低い東北などは県総体の開催もありだろう。
各都道府県高体連の判断を待つことで、両方の準備をしているところも多いと思う。それでは負担もかかるし、実際のスケジュールの通りに各競技が調整できる可能性も低く、開催ができたとしてもそのしわ寄せがその後の大会に出ることは間違いないだろう。
より、正確にスケジュールを把握している各都道府県の競技団体に早めに決定権を与え、そのサポートに徹するというやり方も現実的に大会を行うためには必要だと感じる。
何が正解かは存在しない
どの判断が正しいとかをやる前に決めることはこの状態では不可能だろう。
大切なこと
確実に被害を被っている今の高校生、特に3年生たちの想いに対してどう応えるのか?
というところに尽きる気がする。各競技団体が中心の判断をするということではない。それはすでに各都道府県高体連がしている、という前提だ。あくまで、それでもどうにか開催を模索するには、フットワークが軽く今後のスケジュールもより把握している各都道府県の競技団体の方が、開催の可能性を高めるということである。
感謝
一刻も早い収束とワクチンの開発を願い、行動をしていこう!