第99回全国高校サッカー選手権大会
ゲキサカより下記の記事が紹介されている。
選手権は通常開催へ! 高体連・蔵森技術委員長「選手たちはぜひ頑張って欲しい」
こちらの内容は、記載のあるように蔵森技術委員長に毎年年末から年始にかけて開催される高校サッカーの代名詞でもある「冬の選手権」に関しての開催についての現段階での状況がまとめられている。
現状の開催について
蔵森技術委員長はこう話している。
通常通りの開催を目指して準備している。
とのことだ。
すでにリモートの会議も4回ほど関係各所と行っているようだ。主な関連団体は下記の通り。
大会への障壁となるものとは?
蔵森技術委員長はこう話している。
一言で言わせてもらうと、温度差です。
どういうことなのか。下記のようなことを上げている。
- 世間の方々との温度差
- 地域による感染レベルやコロナに対する警戒の温度差
ということだ。これは、サッカーに限ったことではない。なかにはスポーツなどやっている場合ではないだろう、という人もいるかもしれない。
しかし、スポーツの開催が、高校生のような世代が必死に取り組む姿は見てて悪い気がする人はそうそういないだろう。
実際問題として課題は多いだろうが。
蔵森技術委員長はこうも話している。
我々は感染者1人2人出しても何とかやれれば良いなんて考えは全くありません。
熱い気持ちを持って開催を目指しつつも、予選を通じて感染者は出さないことを大前提として取り組むということだ。
冬の選手権ということでまだ先というイメージもあると思われるが、都道府県予選を考慮するとタイムリミットはかなり迫っている。昨年の東京都予選は初戦が8月14日から始まっているのだ。関係団体から出ている部活動の再開ガイドラインを考慮しても現時点でギリギリの流れになる。
過去にガイドライン関連のブログもアップしている。これは最後にまとめて上げておこう。
ちなみにJFA自体も活動再開のガイドラインはしっかりアップしている。基本的にはこれが基準になってくるだろう。
JFA サッカー活動の再開に向けたガイドライン(47都道府県サッカー協会/9地域サッカー協会向け)
正直、『通常通り』というのは難しいだろうが開催は十分できる可能性があると思う。ただし、冬場であるため予選を考慮すると、第2波や第3波が懸念される時期だろうからそこが難しい対応を迫られるだろう。
部活動再開に関するガイドラインなど
こちらでは過去にブログで上げた部活動再開に関するガイドラインについて調べていた時のブログなどである。
こちらでも紹介しているが、段階的な練習再開のガイドラインやヒントとなるものはいくつかの団体が出しているので紹介しておこう。
- NSCAガイドライン
NSCAジャパンとしての取り組みおよび支援に関する情報 - 安全に配慮したスポーツ活動の再開に向けた考え方について
【JSPO(日本スポーツ協会)公認スポーツ指導者限定】 - 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策としてのスポーツ活動再開ガイドライン(HPSC版)
- 今後の活動に向けた段階的準備の考え方
3.4.はJPC(日本スポーツ振興センター)HPCS(ハイパフォーマンススポーツセンター)【臨時特設サイト】より
先日に上げた、
についてもそうだが、8月10日には各都道府県が出しているガイドラインでは間に合わない地域も存在するという。全国的に考えるとそのような問題も発生するので、そのあたりも踏まえた上での結論をそれぞれ出してほしいと思う。