部活動の段階的再開を考えてみる
こちらは、以前に下記の3つをブログ内でも紹介させて頂いた。
こちらでも紹介しているが、段階的な練習再開のガイドラインやヒントとなるものはいくつかの団体が出しているので紹介しておこう。
- NSCAガイドライン
NSCAジャパンとしての取り組みおよび支援に関する情報 - 安全に配慮したスポーツ活動の再開に向けた考え方について
【JSPO(日本スポーツ協会)公認スポーツ指導者限定】 - 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策としてのスポーツ活動再開ガイドライン(HPSC版)
- 今後の活動に向けた段階的準備の考え方
3.4.はJPC(日本スポーツ振興センター)HPCS(ハイパフォーマンススポーツセンター)【臨時特設サイト】より
これら以外にも、中央競技団体が独自でガイドラインを出しているところもあるだろう。
問題点
6月1日(月)に私の住む伊東市の高校で部活動が再開された。もともと、今年度から新しくトレーニング指導を開始する予定だったが、新型コロナの影響で部活動も停止になっていたためこのタイミングとなった。
もちろん、公立高校であるため、分散登校等を経てという静岡県の指針に従って高校を段階的に戻していく過程の中で、6月1日(月)に部活動が再開に至った。
とここまでは良いのだが、顧問の先生と話しをしていて下記の問題点があると感じた。
注意ポイント
部活動の再開と大会のスケジュールがガイドラインを無視している
ということだ。どういうことかと言うと、先ほどのガイドラインを踏まえても・・・
- 自粛期間の長さや感染予防を踏まえて段階的に部活動を再開すると対外試合まで早くても1か月以上、1か月半はかかる
- 静岡県は6月1日から部活動を段階的に再開としているのに、大会の日程が1か月後に設定されている
ということだ。
皆さんもご存知の通り、夏の全国総体(インターハイ)は中止が決定し、その県予選である静岡県総体予選も中止が決定している。さらに夏の甲子園の中止も決定し、このあたりから代替大会をやろうという声が上がり、大人たちがそこに尽力をしているのはニュース等でも良く聞くし、すでに行われた地域もあるようだ。
この取り組み自体はとても良いことだと思うが、大会の開催に意識が行き過ぎて大会を迎える準備期間までに考慮がなされていない状況が多いのかもしれない。
ということで、このように困っている顧問の先生はたくさんいるだろうと思い、スポーツ庁(文部科学省)と日本スポーツ協会に問合せのメールをしてみた。
返信などは特にないが、どうなっているかな・・・。